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デトックス〜取り入れることよりまず取り除くこと!〜

2020 10/01

なんだか疲れやすい、元気が出ない、風邪をひきやすい、といった病気であるともないとも言えない体調不良。
それはもしかしたら、有害金属が体内に蓄積し、さまざまな有害物質が免疫力に影響を与えているのかもしれません。

日々、私たちはPM2.5の浮遊する空気を吸い、農薬や添加物の含まれた食品を食べています。

ミネラルといえば、身体に必要なカルシウム、鉄、亜鉛などを思い浮かべますが、有害ミネラル(有害金属)も呼吸や飲み水や食べ物を通して体内に侵入してきます。

カドミウムはイタイイタイ病の、水銀は水俣病も原因物質として知られていますが、それは過去の病気、過去の問題ではありません。
カドミウムや水銀の他に、鉛、ヒ素、アルミニウム、放射性物質などが有害金属にあたります。
環境中に蓄積している有害金属を完全にシャットアウトすることはできないため、入ってしまったものが身体に留まり害を及ぼす前に排泄する=デトックスすることが必要になります。

また体内で発生する活性酸素や老廃物も忘れてはならない有害物質です。

有害金属・化学物質・活性酸素、老廃物、全部まとめて排泄しましょう!

目次

デトックスの基本

至るところで、これが効く、とか、これがオススメ、という宣伝文句が目に入ります。
自分の不定愁訴や気になっていることにぴったりな宣伝だと、ついフラフラと買ってみたくなります笑。

しかし取り入れることばかりに氣を取られずに、まず不必要なものを取り除くという発想があれば、身体の機能を正常に戻すことができ結局は解決への近道だったりすることも多いのではないかと思っています

身体に良いといわれるものを取り入れる前に、有害物質を取り除くこと=デトックスを考えてみませんか。
良い物をとりいれても、身体が整っていなければそれを吸収して有効に使うことはできません

デトックスは2本立ての対策となります。

①有害物質を摂取しないこと
②入ってきてしまったものはデトックスすること
 ・デトックスを促す生活習慣
 ・デトックス力を高める食習慣

プラス思考からマイナス思考へ。
身体の中から断捨離です!

”取り除くコト!”のできる身体を生活習慣で整えます

身体のリズムに則った生活習慣でデトックスをする

身体のリズムをご存知でしょうか?
身体には一日のリズムがあります(ナチュラルハイジーンより)。

午前4時〜正午  排泄
正午〜午後8時  摂取と消化
午後8時〜午前4時 同化

呼吸で大切なのは吐くこと、であるように、栄養素を取り入れることばかりに目を向けず、まずは排泄することを大切にしていただきたいと思っています。
きちんと出してから食べる!ということですね笑。

ですから、排泄の時間帯にはできるだけ食べない、ということを徹底し、朝食抜きの1日2食がオススメです。
(ナチュラルハイジーンは、朝はフルーツだけ食べることを勧めています。フルーツは消化がよく身体に負担がかからないから、といわれています。)

次に重要なのが同化、すなわち吸収と代謝の時間帯です。
午後8時から午前4時。
この時間帯は身体は休息を求めています。
身体は活動にエネルギーを使うのではなく、身体を修復するためにエネルギーを使いたがっています。

そして午前4時(早朝です!)、身体は活動を開始する準備ができあがります。


お医者さんの問診票で面白い項目を見つけました。

眠りにつく時間に関しての質問ですが、
21時〜23時 優
23時    良
それ以降  不可 となっていました。

23時以降は不可ですよ、”不可”!笑。
でもやはり健康につながる生活習慣はこれなのだろうな、っと思います。

そして朝。
朝の陽の光を浴びることによって、体内のリズムがリセットされ、身体が目覚めます
できれば21時に寝て、太陽とともに起きる。
確かに早寝早起きは三文の徳、以上の恩恵があるような気がします。


※最近太陽がありがたくて、愛おしくてたまらない私です笑。
20年ほど前、オゾンホールが問題になり紫外線を悪の権化のように思っていたころが遠い夢のようです笑。
これも恵みのおおもとである太陽から人々を遠ざけようとする、ある種の洗脳だったのかもしれませんね?!笑

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便・尿・汗からどんどんデトックスする

身体のリズムが整ったら、排泄の時間帯を最大限に活かしましょう。

私たちの身体は、主に便・尿・汗から老廃物や有害物質を排泄(デトックス)しています。
また肝臓は有害物質を解毒(無毒化)しています。
ということは・・・、

・質の良い食事を摂っていること
・腸のバリア機能がしっかり働いていること
・快便であること
・血液やリンパ液が滞りなく循環していること
・肝臓・腎臓が元氣なこと
・汗をかくこと

朝はしっかり身体を目覚めさせ、夜の間に溜まった老廃物や毒素をしっかり排泄することが大切です。
朝から便として尿としてどんどん出してください。
朝からどんどん循環させるためには、適度に身体を動かすことも大切です。


先程の病院の問診票のもうひとつの質問です。

一日の排便回数
3回以上 優
2回   良
1回以下 不可

1日1回では”不可”なのです!笑
先程の質問より、こちらの方がもっと厳しい・・・。
食事の回数以上の排便があるのが理想だそうです。
わたしは健康的な身体に、まだまだ程遠いようです笑。

食習慣でデトックス力を高めます

有害ミネラルを排出できる人・できない人

一般的に毛髪で有害ミネラルの有無を検査します。。
しかし毛髪検査で”重金属が少なかった〜\(^o^)/”、と手放しに喜ぶことはできないようです。
それって、重金属が蓄積されていないのではなく、ひょっとしたら重金属を押し出せていないだけ???かもしれないのです😅。

アトピーとして毒素を排泄できること、風邪をひいた時に高熱を出して病原菌と闘えることはある意味健康な証拠、といわれるのと同じように、毛髪に重金属がでるのはきちんとデトックスできている証拠かもしれません。

そう、そして反対に何も出ない・・・、人はかえって要注意かもしれないのです。


「デトックス」を促進するのに非常に重要なカギを握るのが「グルタチオン」という体内酵素です。
グルタチオンは抗炎症作用を担っていて、そのグルタチオンが有効に働いてくれるようにするには、まず体内を整えなければいけません。
※グルタチオンに関しては最後の章でご紹介させていただきます。

毎日毎日の食事で添加物や不自然なものを取り続けたり、慢性的な症状や病気を持っていると、グルタチオンはその抗炎症作用に手一杯でデトックスにまで手が回らなくなるからです。


このように同じだけの有害ミネラルが体内に溜まっていたとしても、排泄できる人と排泄できない人がいるのは、体内にどれだけ炎症があるのか、という要素が大きく関わっているようです。
身体の状態がよくなければ有害ミネラルは排泄できず、悪循環は断ち切ることができません。

まずは、体内を整えることによってデトックスに使うことのできるグルタチオンを増やすこと!が大切です。

デトックス力を高める食習慣とは、ずばり「少食」と「オーガニック」です

”体内の炎症を少なくする=デトックス力が高まる”ということでした。
そこで、体内の炎症作用を少なくするための”ふたつの取り除く”を考えてみたいと思います。


デトックスのための食の基本は、質の良い素材・身土不二・一物全体・旬のもの、です。
それらを玄米と一緒に食べていれば、複雑に考えなくても年間を通してみるとバランスの取れたデトックスに最高の食となります。

デトックスにはこの成分!と特定のモノに飛びつくよりも、バランスのとれた食事は何モノにもまさる薬です。
そしてバランスのとれた食事は、玄米を食べることによって簡単に手に入ります。

「少食」

しかし良いものだからといってお腹いっぱい食べていたのではデトックスとは言えません。
腹八分→腹七分→腹六分へと徐々に少食へとしていくのが、ほんとうの意味でのデトックスだと思っています。

「少食」は身体にかかる負担が少なくなることに加えて、有害物質の摂取も減らすことができます。
究極は断食ですが、少食〜超少食を習慣化することによって、有害物質の摂取量を減らすと同時に、消化に必要なエネルギーや酵素が少なくなり、デトックスにそれらを回すことができるようになります。

オーガニック

少食にすると同時にもう一つ考えていただきたい”取り除く”は、食べものの”質”に関してです。

農薬や化学肥料は有害物質です。
それはわかっていたとしても、実際にイメージしてみたことがあるでしょうか?

農薬は野菜やお米などにつく害虫を殺してしまうのと同じように、腸内細菌を殺菌し、撹乱しています。
その上私たちの細胞にも炎症をひき起こしています。
それは合成添加物も同じです。
保存料が腸内細菌を痛めつけていることを考えてみたことはありますか?

ですから、添加物の含まれていないできるだけオーガニックなものを食べることを心がけなければいけないのです。

デトックスのためにサプリを取っている方もおられると思います。
その一方で有害物質を摂取し続けているとしたら、果たして自分は何をしたいのか、何をしているのかわからなくなってしまいます。

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デトックスは、そのようなちぐはぐな行動をとってしまっていることを自覚することから始まるのかもしれません。

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デトックスを促す食べ物&循環を良くする生活習慣

身体をデトックスできる状態に整えるとともに、デトックスに有効だとオススメされている食材を取り入れたり、循環を良くする生活を心がけると、排泄を促進することができます。

硫黄化合物(硫化アリル)

ユリ科:にんにく、玉ねぎ、ネギ、にらなど
アブラナ科:ブロッコリー、キャベツ、白菜、小松菜、大根、チンゲンサイなど

苦味や辛味のもととなる硫黄化合物が含まれていて、解毒作用を助ける働きをしています。

四季の中で春は解毒の季節です。
次の春には苦味のある菜の花や山菜を意識的に食べて、効果的に「デトックス」してみてください。

またパクチー(コリアンダー)もデトックス効果が高いと注目されている食材です。
パクチーに含まれている硫黄化合物(硫化アリル)は、有害ミネラルのデトックス効果が高いようで、身体の中からの断捨離にはとてもよい食材のようです。
興味のある方は”パクチー”で検索してみてください。
またブロッコリースプラウトも取り入れやすい、お手軽なデトックス食材だと思います。

食物繊維

腸によるデトックスを考える場合、①吸収せずに②排泄する、の2つの側面から考える必要があります。
①は腸内環境を整えることが必要となってきますので、別の機会に書きたいと思います。
今日は②の排泄です。

腸から便として排泄する時に大きな役割を果たすのが食物繊維です。
第6の栄養素とも呼ばれている食物繊維は、食生活の欧米化によって摂取量が減っています。
意識して摂りたい栄養素のひとつです。

「水溶性食物繊維」は野菜や果物に含まれるペクチン、昆布やわかめに含まれるアルギン酸などです。
水分を含むとネバネバになり、そのネバネバで包み込むことによって有害物質を排泄します。
と同時に、糖質の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の急上昇を防ぐ効果があります。
またコレステロールなどの脂質を吸着して排泄したり、腸の粘膜を保護してくれたりしています。

「不溶性食物繊維」はきのこに含まれるキチン、豆類・穀類に含まれるセルロースやリグニンなどです。
不溶性食物繊維は水には溶けませんが、水を吸収すると大きく膨らみ、便のかさが増し、腸を刺激し、ぜん動運動が活発になり、有害物質を押し出してくれます。
また腸内細菌の餌にもなります。


体内の有害物質を包み込んで押し出す!
食物繊維は腸からのデトックスの大きな味方です。

抗酸化物質を含む食べ物

果物、野菜、穀物に含まれるポリフェノールやカロテノイドなどのファイトケミカル、そして食物繊維は皮の部分や皮に近い部分にその多くが含まれています。
ホールフードで食べることを心がけ、そのためにはできるだけ無農薬のものを選びたいですね。

循環を良くしてデトックス

老廃物の排泄は便から75%、尿から20%、汗から3%、爪や髪から2%と言われています。
汗から有害物質はほとんど排泄されない、という研究結果もありますが、何にせよ重要なことは循環を良くすること。
適度な運動や入浴で適度に発汗することは、血の巡り・氣の巡りをUPさせます。
それにより全身、特に下半身に溜まりがちな老廃物が回収され、排泄されていきます。

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グルタチオンとは?

最後に、デトックスに深い関わりをもつ体内酵素のグルタチオンのお話です。

グルタミン酸、グリシン システインという3つのアミノ酸から作られるグルタチオンは、身体の中で合成することができる酵素で、抗炎症作用と解毒作用を受け持っています。
身体にダメージを与える物質を、抗酸化作用のあるビタミンC、Eやセレンなどとともに解毒してくれています。
肝臓での解毒に深く関わっている酵素ですが、全身の細胞の中にもあります。

私たちの細胞が傷つくプロセスを考えてみます。
有害ミネラルや化学物質など、外部からとりいれたものだけでなく、私たちは生きていく中で活性酸素を生み出し続けています。
特に脳は酸素を大量に使う臓器で、活性酸素を大量に発生し、そのままではDNAにもダメージを与え認知症などの脳疾患へとつながります。

それを日夜処理し続けてくれているのがグルタチオンですが、年齢とともに減少するほか、食事内容、有害ミネラル、化学物質、病気、薬などによっても減少してしまいます。
このグルタチオン濃度がどれほどあるかによって、身体の健康度合いが大きく変化するのです。


アスパラガス、アボカド、きゅうり、ほうれん草、いんげんなどはグルタチオンを含んでいますが、そのほか、材料であるシステインを含む食材を意識的に摂取するといいようです。

またセリンやアブラナ科の野菜のスルフォラファンがグルタチオン濃度を上昇させると言われています。
緑茶を1日4回、4週間とるとグルタチオン濃度が上がったという研究結果もでています。

そのほか、グルタチオン合成の補因子となるマグネシウム、グルタチオンを作るためのタンパク質(アミノ酸)のほか、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、αーリポ酸、セレンも合わせて摂取したいです。

のアイコン画像

デトックスは、体内のグルタチオンの量を増やしながら、まずは腸内環境を改善し、体内の炎症を少なくする生活習慣を心がけるところから始まります。
自分の体調を整えるためには、生活習慣の見直しが必須です。

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