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繋がり合う幸せと安心感を取り戻す大切さー食を自分の手に取り戻そう!ー

2020 8/14

以下の記事は、2018.9.29&30から抜粋・加筆したものとなります。
りんごの取り扱いは残念ながらこの年で終わりとなってしまいました。
リンゴ農家さんが農園を手放されてしまったためです。

詳しくは記事の最後でお知らせさせていただきます。

この話を通してお伝えしたいことは、食の大切さとつながることの大切さ、です。
ラウレアグリーンズは、食とは何か?食はどうあるべきか?を考え続けていきます。
その思いが少しでも伝われば・・・、と思っています。

長いですが、じっくり読んでいただけると嬉しいです。

目次

無農薬⇒減農薬⇒無化学肥料へ

無農薬栽培から始まったラウレアのりんごですが、今年(2018年)のりんごは無化学肥料のりんごとなっています。

りんご農園さんが代替わりされたことと、ここ数年来の異常気象により減農薬となっていましたが、今年は地域一帯で黒星病が蔓延し、青森県の指導で殺菌剤を通常通り散布されました。

ですから減農薬表示もなくなっています。

もちろん農薬の種類を選ぶ(きつい農薬は使わない)、農薬の種類を減らす等の対策はされています。
土に関しては化学肥料は使わず、有機質の肥料のみでEM菌の力を借りて土作りをしています。

無農薬無化学肥料の田吾作さんのお米

りんごの他に、ラウレアではお米のお取り扱いもさせていただいています。
京都北部の京丹後市の田吾作さんです。
生産者さんとつながって、時々田んぼや畑、りんご農園の様子を知らせていただいて思います。
あ~幸せだなぁ〜って思います。
だってこんな方々が、こんなところで作ってくださったものを食べられるのですから!

≫≫りんごの樹を愛した鈴木りんご農園さんの一年はこちら≫≫
≫≫お米も人も氣の良い田吾作さんはこちら≫≫

私は畑仕事も草刈りも、家庭菜園すらまともにできません。
(これでも、草刈り機持って草を刈ってたこともあるんですよ! 今じゃ炎天下で10分も草刈りしたら倒れてしまうでしょうね・・・)
なので、口だけ挟んで、あれしてほしい、これしてほしいというだけです。
でも農家さんにもできることとできないことがあります。
その上でどうしていくか、何をどう選んで食べていくかはわたしたち消費者次第です。

田吾作さんは完全無農薬無化学肥料の有機栽培です。
田んぼに流れ込む水にまで気を使ってくださっています。

それ故お値段少し高めです。

でもそのかわり、発酵させて生玄米ヨーグルトにしても失敗なく発酵してくれて、甘みがあってとても美味しい〜!
和RAWに変身させても最高に美味しくなってくれます!

減農薬栽培を選択した鈴木りんご農園さん

一方鈴木りんご農園さんは代替わりされたときに減農薬栽培を選択されました。
無農薬で収穫量の少ない値段の高いりんごを作るより、減農薬で価格を抑えてたくさんの方に食べてもらいたいと、決心されたのです。

私は、無農薬でお願いします!、としつこくお願いしてしまいましたが、どちらが正解などという答えはない、と今では思うことができます。

りんごの季節が始まる度に悩んでいます。
無農薬でないりんご、ラウレアで販売させていただくべきなのかどうか・・・。

でも何をどう選んで食べていくかはわたしたち消費者次第。
選択肢はたくさんあります。

なので情報だけは提供させていただいて、あとは消費者の方に選択していただくしかない!、との結論に毎年至っています。

こころある人が作ってくれる命ある食べ物

Mako(ラウレアグリーンズ代表)は生命力のある食べ物を食べる、ということに食の基本を置いています
人は食べたもので形作られます。
形だけでなく精神もです。
ですから、”生命力があること”を大切にしているのです。

鈴木りんご農園さんのりんご、無農薬のときとはぜんぜん違うりんごになっているかもしれません。
生命力も落ちているかもしれません。
でもそれは農薬のせいばかりではありません。
わたしたちがもたらした異常気象やいろいろな汚染によるものでもあります。
特にここ数年の異常気象は普通ではありません。

そんな中でわたしたちの口に入る食べ物を変わらず作り続けてくださる農家さんには頭が上がりません。
またそんな中でわたしたちは食べて生きて、子どもたちにこの世界をバトンタッチしていかなければいけないのです。

この世界を守っていくためにはと考えると、人と人とが繋がり支え合っていく、それしか思いつきません。
顔の見える関係でお互いに繋がることができたら、お互いに思いやることができたら、優しい気持ちになることができたら、世界は変わっていくのかもしれません。
偉そうなことは言えませんが、私はそう思いながら今年(2018年)も鈴木りんご農園さんのりんごを食べさせていただこうと思っています。

無農薬だから、減農薬だから、慣行農業だから、そんなくくりでしか食べ物を見ることができないのは少しさみしいです。

食べ物は生きています。
生きていると実感して食べられるのは、この人が作ってくれたりんごだから、あの人がつくてくれたお米だから、と顔を思い浮かべることができるからではないでしょうか?

どの農家さんを応援してくださっても構いません。
つながって支え合うことができれば嬉しくないですか?

もしよろしければラウレアから鈴木りんご農園さんと、田吾作さんとつながっていただけるととても嬉しいです。

このような思いから、ラウレアでは今年(2018年)も鈴木りんご農園さんのりんごのお取り扱いをさせていただくことに決めました。

今年(2018年)は無化学肥料のりんごです。

世の中が変わってくれば、無農薬へ帰っていくかもしれません。
でも黒い斑点がでているりんごは気持ち悪くて食べられない、そう言っている間は無農薬のりんごは普通に食べられるようにはならないのかもしれません。

私は既につがるを食べさせていただきました(役得)!!
シャキシャキしていてりんごの味がして美味しかったです~~
(りんごのふりしてりんごの味のしないりんご、多いですからね~笑笑)

でも食べる前の農薬対策は欠かせません。
りんごが届いたあと、私がどんな農薬対策をしているかこちらのブログを御覧ください!

(以上、2018年の記事からの抜粋でした)

追記:その後の話

2019年、年明け早々に鈴木りんご農園さんから連絡が入りました。
大手企業が鈴木さんの農園のある一帯を買い上げに来ている、とのことでした。
高齢化が進み、りんご農園のあとを継いでくれる人もいない集落。
皆は売る方向で考えているとのこと。
鈴木さんの農園は、企業がねらっていた土地のど真ん中にあり、皆が売るとなると反対はできない。
そう連絡が入りました。

その後残念ながら農園を手放され、今に至っています。
そして、以下は2019年春にくださったメールです。

りんごづくりを辞めて、当分はゆっくりしようと思っていましたが4月10日から友人の畑仕事の手伝いをしています。
気性なのでしょう。
せかせか仕事をしていなければ生きている気持ちがしなくて。
だけど、こんなに疲れるものかと思うほど、疲れてしまいました。
やはり自分は気持ちで仕事をしている。
そんな自覚をしました。

台風の中りんごの樹が心配で農園を見回りされたときでも、極寒の中の作業でも、真夏の作業でも、疲れたという言葉は聞いたことがありませんでした。

私のほかに、毎年毎年かわらずりんごを食べ続けてくださった方がたくさんいらっしゃいました。
多分その方々の顔を、笑顔で食べているみんなの顔を思いながら作業してくださっていたのだと思います。

お客様からのメッセージをお伝えすると、ことのほか喜んでくださいました。
子どもが嬉しそうにりんごにかぶりついている写真を送ってくださるお客様もいらっしゃいました。

その双方向のやり取りがあったからこそ、疲れを疲れとも思わず楽しんでりんごを作ってくださっていたのだと今更ながらに思います。

ラウレアがもっともっと売ることができて、まわりの農家さんからも買うことができて、農家さんもお客様も喜んでくださる輪を作ることができていれば・・・、と残念でなりません。

ラウレアのこれから

今、ラウレアとお取引してくださっているのは田吾作さんのみですが、農家さんとのつながりがアチラコチラでできてきています。
まだまだおんぶにだっこ状態で、農家さんにお手数をおかけするばかりで申し訳ないのですが、これから今までのご恩をお返ししていけたら、と思っています。

素敵な農家さんはたくさんいらっしゃいます。
その中でも、つながりのできた顔の見える農家さんからのお米やお野菜は格別です!
どんな方が、どんな思いで、どんなふうに作ってくださっているのか、よくわかっているからです。
この方の作ってくださったお米なら、お野菜なら、安心して食べられる。
無農薬であっても、農薬がかかっていたとしても、です。
美味しい!と心から思えるからです。

≫≫優しい味・・・のブログも読んでみてください≫≫

大雨の続いたときのお野菜は、傷んで届いてしまうこともあります。
自分で作っていたら、収穫してすぐに食べることができていたらこんなに傷んでしまうこともなかったのに・・・、と残念に思うこともありますが、食べられるところを丁寧に選り分けてありがたくいただきます。

ガソリンを使ってお米や野菜を運んでもらって何してるんだろう?って思うこともあります。
でも、私には作ることができません。
ならば役割分担で自分のできることをしよう。

お金も気持ちも循環する輪を作れたら、そう思っています。

じゃんじゃん売れるといいな〜〜〜って思います笑。
でもそれ以上に、田吾作さんのことを知っていただきたいし、これから輪を広げていきたいと思っている農家さんのことを知っていただきたいと思っています。
りんご農家さんのことも・・・。
みなさん、本当に素敵な人ばかりですから。。。

そうしたつながりを持てたら優しい気持ちになれる、優しい社会を作れるのではないか、と思っています。

⬇美味しすぎる『田吾作さんのお米』

⬇アンテナショップ

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